
近年まででも、林業において、半自動的なデータ収集の選択肢が少なかった。データレコーダ、もしくはプログラム電卓などを使っていたが、そのような装置のデータ記入方法が繁雑で、バッテリ使用可能時間が短いもさることながら、バッテリが尽くしたら、メモリーのデータが消えた。その上、無事に研究室まで帰たとしても、データを読み込むのも困難であった。こういう状況が携帯情報端末の登場から変わり始めた。いま、PDAがかなり普及しているという現状で、半自動的なデータ収集が現実性になるだけでなくて、手頃な価格で望ましくなった。
以上の前提を述べてから、本研究では森林調査におけるデータ収集システムの開発を説明する。このシステムはユーザーの誤脱をエラートラップするを目的として設計しており、データ収集過程の段階を減少するに通じて、より簡単、より精度のいい、より少なく誤脱がちになるような森林データベース編成・管理・更新を目指しております。ここから、地理情報システム(GIS)とGPS対応を搭載予定です。